「クリフォードの思い出」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「バラードの16分音符で跳躍音程を入れる」です。
「I Remember Clifford」はベニー・ゴルソンの曲で、クリフォード・ブラウンを偲んで作った曲と言われています。
さて、この曲は小節数が特徴的です。6小節のイントロがあり、[A]8小節、[A’]12(8+4)小節、[B]4小節、[A”]8小節となっています。
[A’]を8小節、[B]も8小節として考えることもできますが、どうしてもC△7で終わった感がしてしまうので、上記の方の感じに聞こえます。
さて、ソロはAABAで32小節の演奏です。まずディミニッシュコードは次のコードのセカンダリー・ドミナントとして考えるようにします。F♯dimならD7/F♯と考えます。
今回はバラードでダブルタイムフィール(倍速のテンポになっている感じだけど、実際のテンポは変わらない)になっています。16分音符での記載ですが、実際は120の8分音符の感覚なので、そこまで速くありません。
ここではその16分音符で跳躍音程を使うようになっています。
タンギングで軽くアクセントを付けるのがかっこよく聞かせるコツになります。スイングすることも忘れないようにしましょう。