「Do Nothin’ Till You Hear From Me」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「8分音符のスイング感を調整する」です。
「Do Nothin’ Till You Hear From Me」です。
この曲のキーはB♭(サックスでG)ですが、BメロでG♭(サックスでE♭)に転調しています。
♭VIに転調はあまりないので、特徴的な転調になります。
コード進行もII-Vが多いですが、キーGのII-V(いわゆるプライマリードミナント)は多くないので、これも特徴の一つです。
さて、今回はテンポをゆったり目にしています。かといってバラードではない、スイング感を意識したテンポです。
この場合は8分音符だけで演奏すると間延びしたような感じになります。かといって速いテンポでは技術的にも難しくなります。
そこで3連符を使うようになりますが、ここでどのくらいのスイング感で演奏するのかが重要になります。
テンポがゆっくりな場合は8分音符でもでも3連符のような感じにするのか、もっと引っ張って付点8分音符のような感じにするのか、それともストレート気味にするのか色々な選択肢が生まれます。
これは前後のフレーズによって色々コントロールする必要があり、その選択権は演奏者に委ねられます。
「メトロノームで正確に演奏する」が必ずしも正解とは言えません。
基本はしっかりとリズムに乗って演奏することです。