「Dindi」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「タイを使ったリズムのバリエーションを作る」です。
「Dindi」のコード進行はいわゆるII-Vが少なく、かなり特殊なコード進行になっています。
1小節ごとにキーも異なっているので、アドリブを演奏するにも難易度の高い曲になっています。
さて、複雑なコード進行でのアドリブ演奏の場合はスケールよりもコードトーンを中心に組み立てる方が作りやすくなります。
もちろんコードトーンだけでは厳しいので、他の音を使うようになりますが、その場合はメロディーの音などを入れると大丈夫です。
さて、今回は様々な音符でタイを使用しています。
8分音符や16分音符などのバリエーションの他に、4分音符でのシンコペーションや3連符に繋がるシンコペーションも使用しています。
ボサノバなどのラテンのリズムはビバップ系のアプローチノートを使用したフレーズよりもフレーズにシンコペーションを入れる方がリズムに合いやすくなります。
スケールチェンジの難易度が高いので、コードトーンを中心にリズムで変化を与えるようにしています。
テンポもゆっくりなので、8分音符だけでなく、様々なリズムのバリエーションを試してみるといいでしょう。