「Desert Moonlight(月の沙漠)」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「マイナーコードで6thを使う」です。
「月の沙漠」をジャズトランペッターのリー・モーガン風のアレンジです。
通常のコードとは違い、かなり複雑なハーモニーになっています。
特にマイナーコードで6,9thが使われているハーモニーは童謡・民謡的では使われることはなく、ジャズならではのハーモニーです。
さて、そのマイナーコードですが、通常6thの音は「アボイドノート」として扱われます。つまり避けるべき音です。
しかし、Im(ここではBm)のコードでは7thの音を省略し、トライアド(3和音)になるのでアボイドノートになりません。つまり6thの音を使用しても問題ありません。
m6のコードでスケールはメロディックマイナーが主に使われるので、ここでもメロディックマイナーを使用しています。
マイナートライアドや6thの場合はメロディックマイナーを使用してみましょう。