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Categories: 楽譜

16分音符の裏を理解する練習方法

サックス・プレイヤーのための全知識 でも記載してありますが、16分音符や休符を正確に取るために必要な事は2つです。

  • 音階名
  • 「4」を数える

しかし、どちらか一方は簡単でも、両方同時となるとなかなか難しいと思います。

そこで具体的な練習方法として編み出したのが以下の方法。

1番上がメロディー、2番めが指、3番目が足となっています。これを同時に行います。

指というのは16分音符の速度に合わせて1本ずつ指を曲げながら数えます。(この譜面では↑で音を出すことになります)
足というのは1拍目に踏むようにします。(数字は拍の意味です。1拍目だけ踏むことにより、自然と4を数えるようになります)

実は身体の動きを取り入れることで、どちらか一方に集中するのではなく、音階名と数字という2つの事を同時に考えやすくなります。何気ない動作ですが、4を数え続ける練習です。

実はもう一つポイントがあります。それが指を曲げながら行うと速いテンポで出来ないということです。
この16分音符が苦手な人の共通点は遅いテンポで歌えないことです。その遅いテンポに慣れることにより、正確性が増し、結果として速いテンポでの演奏に繋がります。

最初はメトロノームを使わずに指の動きと音階名を一致させることを目的とし、徐々にメトロノームで正確なテンポを刻むようにします。

実際に出来るようになったら、他の譜面で試してみるといいでしょう。

 

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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