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音の鍛え方、指を的確に動かす基礎はもちろん、曲をどのようにかっこよく演奏するかを理解し、楽しく上達してみましょう。

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左手小指を押さえる/離す

サックスで左手小指のソ#の動きは力が入りすぎると途端に動きが鈍くなります。
「力が入りすぎ」というのが、ソ#がメロディーに入っている場合、右手のレ、ミ、ファの音でも常に小指を押さえっぱなし状態になってしまっている時はまさに力入りすぎ状態です。

そこで、下記の用にソラシドレの組み合わせをやってみます。

Aは準備運動、Bから少しづつ#の場所を増やしています。Cは半音ずつ上がっていく音階です。

この時に左手の小指がどういう動きをしているか見てみます。特に最後の「レ」の音がポイントです。

ソ#だけ小指を押さえている形が理想です。
実は、個人練習だと間違いに気づかない事が多いのですが、左手の小指はソ#を押さえっぱなしでもこの楽譜は演奏可能です。

しかし、それが「わざと」ならばいいのですが、「なんかずっと押さえちゃってる」は力が入りすぎ状態の典型的な例です。
ちゃんと左手小指の動きをコントロール出来るようにすることが目的です。

ちなみに、レでオクターブキーの動きも出てきますが、左手の親指と小指を別々に考えることの難しさもあります。
他の指に動きが釣られないようにしてみましょう。

Katsuhiro Kado

サックスプレイヤー。「一生使えるサックス基礎トレ本」「サックスプレイヤーのための全知識」「ドレミで覚えるジャズアドリブの法則」など、サックスやジャズの教則本を執筆。演奏や教育の方面など多岐にわたり活動中。https://katsuhirokado.com

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