「In A Mellow Tone」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「シンコペーションをコントロールする」です。
ビッグバンドや歌モノで演奏されることの多い曲です。
キーがFで4度進行が多いコード進行ですが、II7から始まってみたり、IV△へのII-Vであったりと普通のII-Vではない感じが多くなっています。
さて、今回は2コーラスのソロですが、1コーラス目はシンコペーションを多く使ったフレーズにし、2コーラス目は逆にシンコペーションを減らすようにしています。
小節をまたぐ時にビッグバンドやラテンの楽曲ではシンコペーションがよく使われますが、逆にビバップ系のソロはアプローチノートなどを多用し、シンコペーションは少なくなる傾向にあります。
アドリブでも曲の雰囲気(ジャズに限らずロックやポップスでも)に合わせてソロの全体のリズムも変わります。
シンコペーションを使ってリズムに変化を与えたり、逆にジャズ特有の半音階を駆使したフレーズを使ってみるなど行ってみましょう。