「When A Man Loves A Woman」でのソロ例

「男が女を愛する時(When A Man Loves A Woman)」でのソロ例です。
今回のコンセプトは「平行調のペンタトニック」で考えるです。

※テーマ部分の楽譜はありません

パーシー・スレッジのデビュー曲で、R&Bの代表曲の1つです。マイケル・ボルトンのカバーでも有名な曲です。その「When A Man Loves A Woman」をAABAの32小節のフォームで演奏してみます。

Aセクションはキー:B♭の「カノン進行」とも呼ばれる定番のコード進行で、ポピュラー系ではよく使われるコード進行です。

この場合はコード進行を考えるよりも「スケールで演奏する」と考えたほうがフレーズを作りやすくなります。

そしてさらに、コードがトライアド(3和音)なので、ここにもう一工夫してB♭の平行調であるGマイナーで考えてみます。

B♭メジャーとGマイナーは調号が同じなので、一緒のように思えますが、4和音を使わないコードではシンプルにペンタトニックを中心に組み立てるほうが作りやすくなるからです。

特にGの音の使いかたが重要になります。3和音なので、7thのAの音を使うよりも6thのGの音を主に使うようにしています。

そこにD♭の音を混ぜるとブルージーな雰囲気も出せるので、フレーズ作りも幅が広がります。

楽譜・音源のダウンロードはこちら
https://note.com/katsukado/n/n4ea280b84f51