「Stardust」でのソロ例

「スターダスト」のソロ例です。
今回のコンセプトは「ビブラートを使う」です。

キーがB♭(実音でD♭)とスタンダード曲では珍しいキーです。

さて、この曲はバラードでの演奏が定番です。テンポのゆったりした曲だと伸ばす音でビブラートをかけたくなるもの。

一般的なスタンダードジャズでミディアムテンポだとビブラートをかけるくらい伸ばす音は少なく、そこまで多用しません。音を伸ばすよりフレーズ入れることの方が多いので。

代表的なのがマイルス・デイビスですね。ビブラートかけないですから。

しかし、今回は伸ばす音が多いのでガッツリとビブラートを使っています。2分音符も多いので、そこはしっかりかけています。

やはりビブラートのメリットはピッチです。ビブラートをかけるほうがピッチが安定します。さらに音色も伸びのある音が出やすくなります。

ビブラートを使えないというのはアンブシュアで強く噛み過ぎという問題もあります。強く噛むというのは音も細く、ピッチも上ずってしまうので、その問題の解決にもなります。

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